水漏れSOS!蛇口が閉まらない時のタイプ別対処法

蛇口からの水漏れは、放置すると水道代の高騰だけでなく、家屋の腐食にも繋がる深刻な問題です。しかし、慌てる前に、まずは蛇口の種類を確認し、適切な対処法を試してみましょう。蛇口には、大きく分けて単水栓、混合栓、サーモスタット混合栓の3種類があります。単水栓は、水またはお湯のどちらか一方しか出ないシンプルな構造の蛇口です。混合栓は、水とお湯を混合して温度を調整できる蛇口で、レバー式やハンドル式など様々なタイプがあります。サーモスタット混合栓は、温度を設定すると自動的に湯温を調整してくれる機能が付いた蛇口で、主に浴室で使用されます。それぞれの蛇口のタイプによって、水漏れの原因や対処法が異なります。単水栓の場合、コマパッキンの劣化が水漏れの原因であることが多いです。コマパッキンは、ホームセンターなどで手軽に購入できるので、自分で交換することも可能です。混合栓の場合、カートリッジの劣化や、スパウト(蛇口の先端部分)の接続部の緩みが水漏れの原因となることがあります。カートリッジは、メーカーや型番によって種類が異なるので、事前に確認してから購入するようにしましょう。スパウトの接続部が緩んでいる場合は、モンキーレンチなどを使って締め直すことで、水漏れを解消できることがあります。サーモスタット混合栓の場合、温度調節ユニットの故障や、Oリングの劣化が水漏れの原因となることがあります。これらの部品は、専門的な知識や技術が必要となるため、自分で修理することは難しいでしょう。専門業者に依頼して、修理または交換してもらうことをおすすめします。いずれのタイプの蛇口でも、修理を行う前に必ず水道の元栓を閉めてください。元栓を閉めずに作業を行うと、水が噴き出してくる可能性があり、大変危険です。