トイレが詰まってしまった時、業者を呼ぶ前に自分で何とかしたいと思う方は多いはず。そんな時に役立つ裏技として、ペットボトルを使った解消法が注目されています。今回は、トイレ詰まりにペットボトルがなぜ効果的なのか、その仕組みと正しい使い方を解説します。ペットボトルを使ったトイレ詰まり解消法は、ラバーカップ(スッポン)の代用として機能します。ペットボトルを便器の排水口に押し付け、中の空気を押し出すことで、排水管内に圧力をかけ、詰まりを解消するという仕組みです。ペットボトルは、ラバーカップよりも手軽に入手できるため、緊急時にもすぐに試せるのが魅力です。しかし、ペットボトルであれば何でも良いというわけではありません。使用するペットボトルの選び方にもポイントがあります。まず、500ml程度の炭酸飲料用のペットボトルを選びましょう。炭酸飲料用のペットボトルは、強度が高く、圧力をかけても潰れにくいという特徴があります。また、ペットボトルの底を切り取ることで、より効果的に圧力をかけることができます。ペットボトルを使ったトイレ詰まり解消法は、軽度の詰まりには効果的ですが、重度の詰まりには効果がない場合があります。また、無理に圧力をかけすぎると、便器や排水管を破損してしまう可能性があるので、注意が必要です。ペットボトルの口を排水口に密着させ、ペットボトルを強く押し込みます。この時、ペットボトル内の空気を押し出すように、勢いよく押し込んでください。ペットボトルを押し込んだ後、ゆっくりと引き上げます。この時、排水口に溜まっていた汚物やトイレットペーパーなどが一緒に引き上げられることがあります。この作業を数回繰り返すことで、詰まりが解消されることがあります。ペットボトルを使ったトイレ詰まり解消法は、あくまで応急処置です。詰まりが解消されない場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。