給湯器から「ブオーン」という異音が聞こえてきた場合、根本的な解決は専門家による修理や交換が必要ですが、その前に自分で確認できることや、試せる応急処置がいくつかあります。まず、異音の原因を切り分けるために、「給湯器本体以外に原因がないか」を確認します。例えば、給湯器の周辺に、風で揺れるようなトタン板や木の枝、あるいは共振しそうな物が置かれていないかを確認しましょう。また、給湯器の排気口(排気トップ)に、鳥の巣やビニール袋などの異物が詰まっていないかも目で見て確認します。これらが原因で、排気の流れが妨げられ、異音が発生している可能性もごくまれにあります。次に、給湯器本体が原因であると特定できた場合の応急処置ですが、残念ながら、内部のファンモーターの劣化が原因である場合、利用者側でできる根本的な修理方法はありません。しかし、一時的に音を緩和させる方法として、「給湯温度の設定を少し変えてみる」ということを試す価値はあります。温度設定を変えることで、モーターの回転数がわずかに変化し、共振するポイントがずれて音が小さくなることがあります。また、「追い焚き」の時に特に音が大きい場合は、追い焚き機能の使用を控え、高温足し湯機能などで代用することで、異音の発生頻度を減らすことができます。最も重要なのは、異音に気づいたら、給湯器の「メーカー名」と「型番」をメモしておくことです。給湯器本体の前面または側面に貼られた銘板シールに記載されています。この情報を控えておけば、修理業者に連絡する際に、状況をスムーズに伝えることができ、より的確な診断と見積もりが期待できます。そして、不完全燃焼の兆候である「排気ガスがスス臭い」「黒い煙が出ている」といった異常が伴う場合は、直ちに使用を中止し、ガス会社や修理業者に緊急連絡をしてください。