-
「たまに」の水漏れを放置する本当の恐ろしさ
トイレの床がたまにしか濡れないと、「またか」と思いつつも、拭けば済むため、つい修理を後回しにしてしまいがちです。しかし、この「たまに」という現象こそが、実は最も厄介で、気づかないうちに深刻な被害を進行させている危険なサインなのです。水漏れの原因が何であれ、床材が断続的に水分にさらされ続けることは、住宅にとって百害あって一利なしです。まず、最も目に見えて分かりやすい被害が、「床材の劣化」です。フローリングであれば、表面のワックスが剥がれて黒ずんだシミができたり、木材が水分を吸って膨張し、反りや浮きが発生したりします。クッションフロアの場合も、接着剤が剥がれて浮き上がったり、裏側にカビが発生して変色したりします。これらの見た目の問題だけでなく、床を踏んだ時にフカフカと沈むような感触があれば、それは床材の下にある「下地材(合板)」まで腐食が進行している証拠であり、非常に危険な状態です。さらに恐ろしいのが、湿った木材を好む「カビ」と「シロアリ」の発生です。床下は元々湿気が溜まりやすい場所ですが、水漏れによって常に湿潤な環境が作られると、健康に害を及ぼす黒カビなどの格好の繁殖場所となります。そして、湿って柔らかくなった木材は、建物の構造を蝕むシロアリの大好物です。シロアリの被害は、床下から土台、柱へと広がり、家の耐震性を著しく低下させる原因ともなりかねません。マンションなどの集合住宅の場合は、さらに深刻な問題に発展します。じわじわと漏れた水が、階下の天井にまで達し、シミを作ってしまった場合、その修復費用や、階下の住民への慰謝料など、高額な損害賠償責任を負うことになるのです。最初は数千円で済んだはずのパッキン交換が、放置した結果、数十万円から百万円以上にも及ぶリフォーム費用や賠償金に化けてしまう。それが、「たまに」の水漏れを放置する本当の恐ろしさなのです。
-
プロの技「高圧洗浄」が排水管を蘇らせる
市販のパイプクリーナーを使っても、ラバーカップで頑張っても、一向に改善しない排水溝の逆流。そんな頑固な詰まりに対する、堺市で人気のトイレつまり修理専門業者の切り札が「高圧洗浄」です。これは、家庭用の洗浄機とは比較にならないほどの強力な水圧を利用して、排水管の内部を根本から綺麗にする、まさに最終兵器とも言える洗浄方法です。高圧洗浄の仕組みは、先端に特殊なノズルが付いた細いホースを排水管の奥深くまで挿入し、エンジン式の高圧洗浄機から超高圧の水を噴射するというものです。ノズルからは、前方に水を噴射して詰まりを粉砕すると同時に、後方にも水を噴射します。この後方への噴射が、ホースを前進させる推進力となり、同時に、剥がれ落ちた汚れを排水溝側へと掻き出す役割を果たします。これにより、長年かけて排水管の内壁にこびりついた油の塊、ヘドロ、石化した尿石といった、薬剤では溶かすことのできない頑固な汚れを、まるで手術のように削ぎ落とし、洗い流すことができるのです。高圧洗浄の最大のメリットは、その圧倒的な洗浄力と確実性です。詰まりを解消するだけでなく、配管内部を新品に近い状態までリセットできるため、逆流の再発防止にも大きな効果を発揮します。また、ワイヤー式の器具のように配管を傷つけるリスクが低いのも特徴です.専門業者が行う高圧洗浄は、戸建て住宅の場合、屋外の排水桝からホースを挿入し、家全体の排水管をまとめて洗浄するのが一般的です。マンションの場合は、キッチンのシンク下などから作業を行います。費用は、建物の規模や配管の長さ、汚れの状況によって異なりますが、数万円からが相場となります。一見すると高額に感じるかもしれませんが、水漏れによる床の張り替えや階下への賠償といった、詰まりを放置した場合の甚大な被害を考えれば、むしろ経済的な投資とさえ言えるでしょう。排水溝の逆流が頻繁に起こるなら、それは根本的な配管洗浄が必要だというサインかもしれません。